名古屋港などに向かう「船の安全」を守っているのが、愛知県田原市、渥美半島の先端にある「伊勢湾海上交通センター」。

(伊勢湾海上交通センター 佐々木晋一企画課長)
「今、船が2隻南下している。手前に赤いブイと向こうに緑のブイ。この間が伊良湖水道航路の航路幅。船舶が通るには非常に狭い海域なので、交通の難所となっている」

海上保安庁が管轄する海上交通センターは全国に7つあり、このうち伊勢湾海上交通センターが担うのは、名古屋港や四日市港・三河港など、この地方の主要な港へ向かう船が必ず通る伊良湖水道航路です。

幅が1.2キロと狭く、周辺には浅瀬も多い海難事故のリスクが高い場所なのです。