山鹿市が西日本一の生産量を誇るクリの本格的な出荷が始まりました。

山鹿市にある杉富男さん(67)のクリ園では、熟して地面に落ちた早生品種の丹沢が収穫されています。

今シーズンは受粉する梅雨時期に雨が少なかったことで、実が着いた数は去年よりやや多いものの、この夏の高温の影響で生育は10日ほど遅れています。
しかし、収穫されているものは実の張りも良く、出来は良いと言います。
クリ農家 杉富男さん「山間地で温度差があるので、美味しいクリが出来ています」
西日本一の生産地である山鹿市から出荷される「やまが和栗」は、味や風味が良く、ケーキや和菓子の材料として人気だということです。
JA鹿本は今月の大雨の影響もなく、9月下旬に収穫の最盛期を迎え、約360トンの出荷を見込んでいます。