宮城県のコンサルティング会社が行った調査で、「青森ねぶた祭」の経済効果は310億円で東北の代表的な夏祭りとして3年連続でトップとなったことが分かりました。

七十七リサーチ&コンサルティングは、観光庁のデータや消費行動などを基に東北6県の代表的な夏祭りの経済効果を分析しました。
それによりますと、青森ねぶた祭は310億円とコロナ禍前と比べると、約10%増加、2位に100億円以上の差をつけています。

七十七リサーチ&コンサルティング 田口庸友さん
「青森ねぶた祭は東北を代表する祭り。ほかの祭りに比べて遠方から、海外から来る、観光客の誘客力も極めて高い」
また、訪日外国人旅行者=インバウンドの2024年1年間の消費額は112億円で、5年前から45%増加し、好調に推移しています。

青森ねぶた祭などの夏祭りが消費額を引き上げていると見ています。
七十七リサーチ&コンサルティング 田口庸友さん
「お金をいくら払ってでも、ここでしかない体験をしてみたいというニーズがありますので、そういったものをどんどん取り込んでいく」

田口さんは、有料の座席やサービスで収益を確保する取り組みを加速させることが必要だとしています。