交通事故や犯罪で命を奪われた人たちの等身大の人型パネルを展示し、命の尊さを訴える展示会が青森市で開かれました。
会場には、交通事故や犯罪で命を奪われた10人の当時の身長でかたどったパネルが展示されました。
階上町の田代祐子さんの息子で、2001年に車にはねられて亡くなった当時8歳の小学生だった尚己さんのパネルも、“生きた証”である靴や遺族のメッセージと共に展示されました。
展示は、県トラック協会の事故防止安全大会に合わせて開かれ、参加者は交通安全や飲酒運転根絶を誓いました。
訪れた人は
「全体的にこういう集まりを通して教育していきながら、みんなで事故を無くしていきたいと思いますよね。親御さんを見ているとかわいそうで…」
「書いている人がいるように(車は)使い方次第では、人殺しの道具になる。諸刃の剣を扱っているんだよという認識を持っていただきたいと思います」
田代祐子さん
「命が亡くなるということを一番最初に考えて欲しいし、無謀な運転をしてほしくない」
『生命のメッセージ展』の県内での開催は2004年以来です。
主催者は「被害者や遺族が発するこころの叫びを胸に刻み、安全運転の大切さを自覚して欲しい」と訴えています。