犯行後パチンコ屋に

■弁護人:「その大金はどうした」
■佐藤被告:「持って出て、車に戻った。放心状態のまま車に30分ほどいて、会社の事務所に向かった」

■弁護人:「その後はどうした」
■佐藤被告:「会社の向かいにある店の駐車場に停めて、放心状態になった。その後、気持ちを落ち着かせるため、パチンコ屋に行ったが気を紛らわせず、1時間ほどでやめた」
■弁護人:「その後はどうした」
■佐藤被告:「会社から電話があり、『大塚さんが家で倒れていて事件かもしれない』と」
■弁護人:「奪った金はどこに」
■佐藤被告:「自宅に保管し、2、3か月後に使った」

■弁護人:「(2024年)2月16日にナップザックや手袋を購入していたが、最初から悪いことに使おうとしたのか」
■佐藤被告:「少しは考えていた」
■弁護人:「当日、被害者の家に行くときには、何か顔を隠すものはもっていたか?」
■佐藤被告:「帽子、マスクを着用した。顔を隠すため、誰かわからないように」

■弁護人:「(犯行前日の)2月20日午前に被害者宅の周辺にいた時、何を考えていた」
■佐藤被告:「お金が欲しい気持ちと、悪いことをしちゃいけない気持ちでせめぎ合いつつ、家を見に行った」
■弁護人:「2月20日には消毒スプレーやニッパーを購入しているが何のため」
■佐藤被告:「結束バンドを切るためニッパー、消毒スプレーは普段使う用」

■弁護人:「(犯行日の)2月21日、被害者の家に車がなかったと言っていたが、どう思った」
■佐藤被告:「人がいないと思った。もしかしたら旦那さん(大塚さん)もいるかもしれないとは思ったが」
■弁護人:「旦那さんがいたらどうしようと」
■佐藤被告:「タックルして気絶させ、結束バンドで拘束して金を奪っていこうと思った」

■弁護人:「高齢の被害者が、心臓が悪いことなどは知っていたか」
■佐藤被告:「知っていたのは足が悪いのと肌があれていること。心臓が悪いのは知らなかった」