大手殺虫剤メーカーのフマキラーHP「ForyourLIFE」などによりますと、全国に生息しているヌカカは現時点で224種類に上り、6月の梅雨時期から9月ごろにかけて最も活動が活発となります。今年は残暑が厳しく、秋にかけても水辺でのレジャーを楽しむ人たちは今後も万全の対策が必要となりそうです。

海沿いに生息する「イソヌカカ」(提供:米子工業高等専門学校)

【ヌカカに効果的な対策法は?】

・肌の露出を抑える

長袖や長ズボンなどを着用し、素肌を隠すことでヌカカから刺されにくくなります。ただし、ちょっとした服の隙間から入り込んでくるため、首元にはタオルを巻くなどして隙間を作らないようにすることがポイントとなります。

記者がヌカカに刺された石川県輪島市の舳倉島

・水辺で過ごす際は虫よけスプレーの効果的な使い方を

素肌を出す場合はムラなく虫よけを塗ることが重要です。手で塗りひろげるようにしてまんべんなく塗るとムラもなく効果的です。

・家の中でも要注意! 網戸からの侵入を防ぐ

朝夕を中心に少しずつ涼しくなり始めるこの時期。窓を開けて網戸を使用する人も増えてきますが、ヌカカは体長が1~2ミリメートルと小さく、網戸の目を通り抜けて家の中へと侵入してしまいます。網戸用の虫よけスプレーなどを用いることで侵入を防ぐことが期待できます。