なぜ誤情報?ナイジェリアも訂正
藤森祥平キャスター:
なぜアフリカで誤情報が拡散されたのでしょうか。元外務副大臣の佐藤さんに聞きました。

佐藤正久 元外務副大臣
「『JICA・ホームタウン』と他の国が考える『ホームタウン』は全然違う。『ホームタウン』=ふるさとだが、『JICA・ホームタウン」は“姉妹都市”的に交流を強化するイメージ」

藤森キャスター:
ナイジェリア政府は「日本政府は、木更津への移住を希望する若くて優秀なナイジェリア人に特別なビザを用意する」という発表をしていました。
一方でJICAは、「事実と異なる内容および誤解を招く表現等が含まれている。内容の訂正を速やかに行うよう申し入れを進めています」とコメントを出し、ナイジェリア政府が26日になり政府のホームページ上で削除し、日本側の見解を受け入れた形になりました。
小川彩佳キャスター:
既に訂正はされましたが、なぜ政府レベルでの食い違いというのが発生したのでしょうか。ビザについての言及もありましたからね。「ホームタウン」というネーミングの誤解だけで、こうしたことになるのか疑問を感じてしまいます。

小説家 真山仁さん:
まずはコミュニケーション不足です。それよりも引っかかるのは、参議院選挙で「外国人を排除する」といったことが一番の公約でもないのに、メディアもたくさん取り上げて、自分の街に外国人がいることを「怖い」「来て欲しくない」と言っていいんだという、潮流が変わってしまったものも影響していると感じます。
今までは、例えばオリンピックの時、選手を受け入れるウェルカムな雰囲気がありました。
ギクシャクして日本も孤立していくのが少し心配なので、もう少しお互いが理解し合って、友好関係を結びながら、また来て欲しいと思ってもらうために何が必要なのかを考えなければ、排斥が始まるという最悪のパターンも起こりうると思います。
藤森キャスター:
ナイジェリアのホームタウンとなる木更津市民はどう思っているのか聞いてきました。














