ホームタウン認定に木更津市民は?市長「JICAも外務省も準備不足のなか今回を迎えた」
――木更津がナイジェリアのホームタウンに

20代
「え、ナイジェリアのホームタウンですか。ナイジェリアですか。木更津は観光名所とかいろいろあるので、いろんな外国の人が来たら面白いかなっていうのはある」
50代
「スポーツとか文化とかで、若い人たちが交流を持てるような友好関係を結べれば」

60代
「交流は悪くないと思うが、自分の国が大変な時期なので、他の国の人のことまで考えていられる余裕があるのかな」
40代
「木更津は外国人の方が多いので、その辺がどうなっちゃうのかなって。いろんな地域で外国人の方問題になってるじゃないですか。いままでそういう心配はなかったので、ちょっと不安はありますね」

皆さん、様々な考えをお持ちだと思いますが、木更津市長によると、「朝の始業時間から閉庁時間まで電話が鳴り止まず不安の声が続いている」といいます。
市長は、「いくらJICAや外務省が『間違いだ』と言っても、SNS上では誤情報が拡散される。JICAも外務省も準備不足のなか今回を迎えた」とおっしゃっています。
小川キャスター:
職員の皆さんは大変な思いをされているとは思いますが、地元の皆さんも、突然自分たちの地元がホームタウンという認定がされたことをSNSの情報や報道を通して知ることになったら、当然戸惑いを覚えると思います。木更津市としての説明も十分だったのだろうかと感じます。

真山仁さん:
全体的に順番が間違っていたり、時間をかけていなかったり、ボタンの掛け違いだったらいいですよね。しかし、完全に迷惑だと言わんばかりになってしまっているというのは、日本にとっては全然プラスにならず、あれだけ横浜で大きなイベントをして、最後にアフリカの人は来なくていいとなってしまうのは大変もったいないことだと思います。
最近の日本の政治は丁寧さがなくなった気がします。言葉足らずというか、相手の立場に立てなくなってきているのはすごく心配なので、丁寧にやってほしいです。
藤森キャスター:
関わった自治体なども含めて丁寧な説明と表現、理解を深めていくことが大事ですね。
小川キャスター:
こうしたことを通して国際交流の芽が摘まれるということがないように、改めて丁寧に、政府もJICAも説明する必要があるように感じます。
「ホームタウン」認定についてみんなの声は?
NEWS DIGアプリでは「ホームタウン」認定について「みんなの声」を募集しました。

Q.「ホームタウン」認定 誤情報の拡散どう思う?
「懸念を感じる」…42.9%
「国際交流の促進自体は良いこと」…7.7%
「認定に関するJICAの説明不足」…38.0%
「問い合わせ殺到に驚いた」…3.8%
「その他・わからない」…7.7%
※8月26日午後11時11分時点
※統計学的手法に基づく世論調査ではありません
※動画内で紹介したアンケートは27日午前8時で終了しました。
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<プロフィール>
真山仁さん
小説家 2004年「ハゲタカ」でデビュー
最新著書に「アラート」














