「火山防災の日」の26日、大分県の鶴見岳が噴火した想定で観光客の避難などを行う大規模な訓練が実施されました。
訓練は火山防災の日に合わせて鶴見岳で初めて実施され、県や別府市、陸上自衛隊などからおよそ80人が参加しました。

現在、噴火警戒レベル1の鶴見岳で小規模な噴火が発生した想定で別府ロープウェイが運行停止となり、スタッフが山頂近くから避難者を徒歩で下山誘導しました。
別府市によりますと、鶴見岳が噴火し警戒レベル5が発表された場合、およそ6万8000人を対象に避難指示が出され、噴石が火口から飛んでくることや火砕流などの影響が出ることが想定されています。


今回行われた訓練では、増加する外国人観光客にも対応するため、ドローンから英語や中国語などで避難を呼びかけるアナウンスも流されました。
県は今後課題を分析し、火山避難計画の見直しを検討していく方針です。














