「マンゴー柿」一般販売しない…なぜ?


やすぎ観光みかん園 佐伯勝美さん
「量的な問題と、もう1つは、自分で作って売るだけではせっかくの素材がもったいないなと」

今年、実をつけたのは全部で80個ほど。
数量も限られるため、ただ売るのではなく、付加価値を付けて提供することを思いつきました。

やすぎ観光みかん園 佐伯勝美さん
「こんにちは」

この日、佐伯さんは地元の人気飲食店に。
実はマンゴー柿を使った料理を作ってもらえないかとお願いしていました。

罵伊絵瑠 賴田孝和オーナーシェフ
「甘い香りと食感もなめらかで、食べたことないマンゴーに近い。とても美味しくて料理やスイーツに使ってみたいなと思いました」

オーナーシェフ賴田さんが考案した一品は、マンゴー柿と生ハムを合わせたサラダ。
柿を薄くスライスすることで、とろけるような食感が生まれます。

そして、スイーツは、マンゴーのように大きくカットされた柿が乗ったタルト。テイクアウトで楽しむこともできます。

やすぎ観光みかん園 佐伯勝美さん
「(柿が)レストランにお嫁入りして商品になるのは嬉しいですよね」

ひょんなことからめぐりあったマンゴー柿。
佐伯さんは今後、安来の特産にしたいとしています。

やすぎ観光みかん園 佐伯勝美さん
「まず自分でやってみて、その中で共感する仲間が出来て、安来の特産品になる珍しいマンゴー柿が安来に根付けばと思っています」