新潟県内では今夏、62の花火大会が予定されています。
けれども新型コロナウイルス禍前から比べると、10大会も減っているんです。

理由は財政難です。

例えば新潟市北区の『阿賀野川ござれや花火』では、事業費はおよそ4400万円。
しかし物価や人件費が高騰し、資金集めが年々厳しくなっているんです。

花火大会前最後に開かれた実行委員会でのやりとりでも…。
【阿賀野川ござれや花火実行委員長 南博信さん】
「一時は資金不足で、花火大会の開催を“断念する”というところまできた」

総事業費は2年前の3300万円から1000万円以上増えました。
事業費のうち、市からの補助としての400万円と観覧席収入の300万円を除き、残る3700万円の大半は企業や市民からの寄付で成り立っているのです。

しかし8月25日の本番を前に、7月初めの段階では資金が1000万円も足りていませんでした。