連休が終わり学校や仕事が始まる中、なかなか気持ちを切り替えられず「だるさ」や「疲れやすさ」といった、心身の不調を感じやすくなるこの季節。こうした夏の終わりの不調は「9月病」とも呼ばれており、放っておくと「うつ病」や「適応障害」といった病気につながりかねないため、対策が必要です。

9月病から脱却するためには「生活リズムを整えることが大切」だと話すのは、中国新聞社で産業医を務める、水津純江さんです。【前半】に続き、おすすめの生活習慣改善方法を伺いました。

Q “9月病”脱却のため、おすすめの生活習慣の改善方法はありますか?

朝ごはんを、とにかく大事にしてほしいです。ベストは「お味噌汁・ごはん・卵」みたいな、あたたかい和食のラインナップです。

逆に避けたほうがいいのは「冷めたいもの」です。例えばスムージー。本当に暑い日ならいいかもしれないのですが、大体はクーラーの効いた部屋にいるじゃないですか。その状態でスムージーを飲んでしまうと、本当に冷えてしまいます。

朝冷えたら、胃腸がとにかく弱るんです。胃腸が弱ると免疫力下がる。そうすると、風邪になりやすくなったりとか、だるくなったり、頭痛がしたりします。女性は特に生理痛などが重くなるといったこともあるので、朝冷たいものを食べたり、飲み込んだりするのは避けたほうがいいですね。