玉置 佑規アナウンサー:今回のテーマは、双子や三つ子といった一度に生まれた複数の子ども「多胎児」の育児や支援についてです。

増子華子アナウンサー:子ども1人を育てるのも大変だと思いますが、同時に2人や3人となるとさらに大変ですよね。周囲のサポートも重要になりそうです。
玉置アナ:そうですね。同時期に発育するので、親にとっては育児の負担が増します。実際にどのような大変さがあるのか、双子を育てる女性に話を聞きました。


宮城県多賀城市に住む豊嶋実里さん(34)は、フリーのイラストレーターとして働きながら、現在3歳の二卵性双生児、兄の柑太(かんた)くんと、妹の乙葉(おとは)ちゃんを育てる2児の母です。

双子の母 豊嶋実里さん:
「自分でやりたいがすごく強くなったので、見守るということが1番今までとはまた違う大変さ」

おっとりした性格の柑太くんと、活発な乙葉ちゃん。

最近は手伝いをするほどまで成長している2人ですが、出産から育児まで、困難も多かったと豊嶋さんは話します。

双子の母 豊嶋実里さん:
「(妊娠した時は)うれしさがこみ上げるよりも、不安の方が勝って、ただただ不安でつわりもあって、メンタルが結構落ちていたのもあって、ものすごく泣いた」

待望の子どもを授かった一方で、不安を抱えながら2人を出産しました。

出産後も近くに相談できる知り合いがいない中で、育児をしていた豊嶋さんを助けたのは、家庭を訪問して育児をサポートする「育児ヘルパー」でした。

双子の母 豊嶋実里さん:
「その方が来るようになってからは相談もさせてもらった。いろいろな人や物に頼りながら育児をしたほうがいいなとすごく感じた」

双子の育児は大変さは増すものの、喜びや楽しさはさらに何倍にもなると話します。

双子の母 豊嶋実里さん:
「相棒をすごく大事に思っている。お互いにそういう姿を見ると、私でもわからない2人の絆があるというのを感じてうらやましく思ったりそこが魅力」

増子アナ:「育児ヘルパー」を活用することで、育児の負担を軽減できるだけでなく、心のケアにもつながるんですね。
玉置アナ:県内では、自治体と契約した助産師が訪問支援や助産所での支援をしていて、双子や三つ子の場合は支援を多く受けられるということです。

増子アナ:育児中、楽しくそれぞれの子の成長を見届けていくためにも、家族以外の力を借りることが重要になりそうですね。














