給食のない夏休み家計を圧迫

コメの高値が続く中、食料品の値段も上がるばかり。
さらに、夏休み中は自宅でエアコンを使う時間が長くなり光熱費はいつも以上に高額になります。
給食がない夏休みの”プラス1食”が家計に重くのしかかっているのです。
古賀市在住Aさん
「恐怖ですよね。どうやって過ごそうか、今年の夏は、みたいな。どうやって乗り越えられるかみたいな」
夏休みの苦しさを語ってくれたのは古賀市在住のAさん。

4人の息子をもつシングルマザーです。
今は上の2人が自立し、中学生の三男と四男の3人で暮らしています。
夏休み中は”1日2食”給料日前になればなるほど質素に
離婚したのは四男が生後5か月の時。
直後の生活は思い出したくないほど苦しかったと言います。

古賀市在住Aさん
「うちは子どもたちがみんな男の子なのですごく食べる。食べるなとは言えないし、その分働かないといかんよねっていう」
昼間は歯科医院でパート、夕方からは、居酒屋で深夜までアルバイトと2つの仕事を掛け持ちし、寝る間を惜しんで働きました。

収入は、手取りで月におよそ20万円。
家賃と光熱費、食費に携帯電話代など生活する上で必要なものだけで給料はすべて使い切り、余裕は全くなかったと言います。
古賀市在住Aさん
「夏休み(の昼食)はとにかくもう晩ご飯の余りを詰めてみたりとか、前日詰めといておにぎり食べられるように置いておくとかもしたけど、やっぱりずっとは続かないです。給料日前になればなるほど質素になっていくというか」
Qおなかいっぱい食べさせてあげられなかったこともある?
古賀市在住Aさん
「あります、あります」「朝ご飯は基本食べさせてないですうちは、お昼と一緒に食べてください」
Q夏休みの間は朝食と昼食が一緒?
古賀市在住Aさん
「うん」「子どもたちもね、気を遣ってくるんですよ、いいよって言って、食べるとなくなるけん、自分たちがこっち食べるけんよかとか、言うんですよ」「あの頃はひどかったですね」