NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」が7月にひとり親家庭を対象に実施した、夏休み中の子供の食事回数に関するアンケート調査によると、1日2食以下という家庭は41%、2024年より7ポイント増えています。

食事回数を減らす最大の理由は食費の節約です。

給食がない夏休みの間、おなかをすかせている子どもたちがいます。

ひとり親家庭の経済事情と厳しい家庭を支える取り組みを取材しました。

子ども食堂の利用者半数以上がひとり親家庭

福岡市西区の介護施設です。

営業が終わった夕方、ここで開かれているのは「子ども食堂」

午後6時、事前に予約していた親子がやってきました。

この日のメニューは白身魚のフライとちくわの磯辺揚げが入ったのり弁当。

それに、具だくさんのお味噌汁です。

利用者
「おいしい」「めちゃくちゃおいしいです」


食事を提供するのは、午後6時から7時までの1時間で、定員は20人。

申し込みの条件はありませんが、利用者の半数以上がひとり親家庭だということです。

この日は5組の親子が利用しました。

利用者
「助かってます。めちゃくちゃ」「コメの消費がすごいから1食だけでも助かる。手に入らなかったし、手に入ってもめっちゃ高いから、1日1食みたいな。コメを炊くのは。あとは麺類とかパンとかでコメをつかわないように。早く学校が始まってほしい」