■佐藤健「やりたいことのために、やりたくないことをやる」

 主演を務めた配信ドラマ「私の夫と結婚して」が国内視聴者数歴代1位を記録した佐藤健。自ら企画を立ち上げた配信ドラマ「グラスハート」も公開され、大きな話題を呼んでいる。そんな佐藤のトークからは、スタジオレギュラーで佐藤を“師匠”と慕う中島健人へのアドバイスなどが今回新公開された。25歳当時、俳優の仕事が来ないと悩んでいた中島に語った言葉とは――。

 中島について「イケメンすぎて損してると思います」という佐藤。「本当に俳優としてやりたいなら、かっこいいのやめなさいと。本当にやりたいことがある時に、近いことをやるよりは、やりたくないかもしれないけど土台を固めるために必要な仕事があると思っていて。たとえばレオナルド・ディカプリオみたいなかっこいい役がやりたいと思った時に、かっこいい役ばかりやるんじゃなく、演技で評価される作品に出て、土台を作ったうえで初めてゴールにジャンプできる、みたいなことってあるじゃないですか」と持論を展開した。

 “土台を固める”スタイルは、佐藤自身も実践している。映画「るろうに剣心」シリーズでの超絶アクションは1年間の猛練習で作り上げ、「グラスハート」で見せているピアノ演奏も、すべて自身で演じている。そのためにピアノ初心者から6年がかりでピアノを特訓し、上級レベルのスキルを身につけたという。

 そのこだわりの強さについて、後輩であり親友の神木隆之介は「オタク気質なところがあるのかなと思いましたね」とコメント。「グラスハート」を見た視聴者からも「ピアノを弾くシーンは本当にすごい」といった声や「健さんからケンティーへのアドバイス、すごく説得力があった」といった声が上がっていた。