選手の“背景”どこまで?「応援したくなるきっかけの一つ」「活躍を見たい」
女性(20代)
「選手がどれくらい頑張ってきたかは、みられないじゃないですか、普段。金メダルをとるために頑張った過程とかを知れて嬉しい」
男性(50代)
「サイドストーリーがあると、純粋に(競技を)楽しみたいと思っても、つい引っ張られちゃう。期待をかけられる方もかけられすぎると、萎縮したりして可哀想じゃないかなって」
女性(60代)
「私は絶対的にバック(背景)を教えてもらうことがありがたい。そういうのをみて、涙流しながら見る方が入り込めて楽しい」
男性(19歳)
「ストーリーより、この選手がこういう活躍をしたというのがみたい。選手がどういった動きをするとか、自分だったらこうするかなみたいなのを考えながらみれる」
男性(30代)
「応援したくなるきっかけの一つにもなる。本人がどう思うのか、そういう報道を見てどう思ってるのかに尽きるのかなと」
小川キャスター:
「ストーリーを伝えて欲しい」という方、「それに引っ張られ過ぎるのはどうなのか」という方、さまざまいらっしゃいましたけれども、どうご覧になりますか。

教育経済学者 中室牧子さん:
私がアメリカに住んでいたときに思ったのは、アメリカのスポーツは野球やアメフトなど、すごい量のデータが公開されていてデータ重視。一方、日本のスポーツは選手の背景や環境に注目が集まる傾向があります。
これは多分、スポーツだけではないのではないかと思います。例えば、裁判の情状酌量も日本を始めとする東アジアの国々は、背景や環境を重視するけれども、アメリカは本人の人格などが重視されるということなので、やはり文化的な環境の違いみたいなものも影響しているのかもしれませんね。