仕組まれた“バズり”狙いは? 個人では太刀打ちできない時代へ

井上キャスター:
サイバーセキュリティの専門家で「Japan Nexus Intelligence」の髙森雅和代表によると、不自然な“バズり”には「外国勢力による干渉の疑いもある」と言います。その目的は何かというと、▼日本に分断を作ること、▼政府の意思決定に影響を与えることなどが考えられるそうです。

堀宏太朗記者:
他の専門家も、「どこかの組織の主義主張を日本の中で浸透させたい」という目的ではなく、色々な主張をバズらせて国の分断を煽ることで、政治を停滞させ国力を低下させることが狙いなのでは、としています。

出水麻衣キャスター:
受け取る側である私達が「リテラシーや知識をつけて防衛していこう」という議論がありますが、それは有効なのでしょうか。

堀宏太朗記者:
私もそう思って取材をしていましたが、実はもう、その領域を超えてしまっています。「個人が気をつけて情報に接する」という段階ではないそうです。次から次に出てきてしまうので、イタチごっこになってしまうという感じです。

井上キャスター:
バズりが意図的なものなのか、自然発生的なものなのかを個人で見分けることは、難しくなってきています。そのため、ルールを作るにしても、第三者の客観的な視点が大切なのかもしれません。

==========
〈プロフィール〉
堀宏太朗
TBS報道局政治部 総理官邸担当
スポーツ局出身 巨人・ロッテ番など

サバンナ 八木真澄さん
お笑い芸人 2児の父 昨年に難関国家資格FP1級を取得
「ブラジルの人聞こえますか~!」など1000個以上のギャグを持つ