昨年度末に閉校した青森県の三沢市立三川目小学校で伝えられてきた「海鳴り太鼓」。今年度から、統合先の三沢小学校で受け継がれています。明日22日の初披露を前に、児童たちは夏休みを返上しての猛練習です。

夏休み中にも関わらず、練習のために集まった三沢小学校の児童たち。
演奏するのは「海鳴り太鼓」です。

2025年3月に閉校した三川目小学校で受け継がれてきた演技で、今年度の統合を機に三沢小学校に「海鳴り太鼓部」が立ち上がりました。

部員は、旧三川目小学校と三沢小学校であわせて43人。パートごとにわかれた練習では、三川目小学校出身の児童が中心となり、バチ捌きなどを指導してきました。

創部後、初となる舞台を明日22日に控え、夏休みを返上して20日と21日、練習に打ち込んでいます。

三沢小学校の男子児童
「海鳴り太鼓は難しいけれども、がんばって覚えて、あすの演奏で思いっきり叩けるようにしたいです」

旧三川目小学校出身の女子児童
「最初は不安だったりしていたけれども、いまこうやってみれば三沢小の人たちとも仲良く演奏できてるからいいと思います。本番だから緊張して間違うかも知れないけれども、みんなで堂々と自信をもって演奏してきたいです」

三川目小学校で30年以上受け継がれてきた「海鳴り太鼓」。

明日22日午後6時から「三沢まつり」の会場で披露され、新しい歴史を刻むことになります。