北日本の日本海側を中心に警報級の大雨となる可能性があるほか、台風へ発達しなかった熱帯低気圧が九州の西へ進む見込みで、九州や四国地方では、落雷、竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要です。
気象庁によりますと、前線が北日本に停滞しています。また、低気圧が日本海北部にあって東へ進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、北日本では雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が断続的に降っている所があります。
特に東北北部では、20日の最大24時間降水量が200ミリ以上となり、8月の平年の1か月の降水量を超える記録的な大雨となっている所があり、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。
21日には、前線が東北地方をゆっくり南下し、低気圧は千島近海へ進むでしょう。このため、北日本では21日にかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。
さらに、北日本ではその後も低気圧や前線の影響を受けやすく、24日頃にかけて日本海側を中心に警報級の大雨となる可能性があります。
▼雨の予想
北日本では21日にかけて雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となり、特に東北日本海側では、総雨量が多くなるおそれがあります。
20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
北海道地方 100ミリ
東北地方 180ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。
東北地方
青森県、岩手県、秋田県 20日夜遅くから21日未明にかけて