末永万智アナウンサー「真夏の暑い日差しが照りつける中、こちらの田んぼは早くも早場米の収穫が始まっています」
厳しい残暑が続くなか、福島県会津坂下町では早場米「瑞穂黄金(みずほこがね)」の収穫が始まりました。こちらの農園では10ヘクタールの田んぼで栽培していて、19日から収穫作業が始まり、20日は2.5ヘクタールの稲を刈りました。
猪俣徳一商店 猪俣泰司取締役「この夏の暑さや水不足の中、よく稲が育ってくれたなと感謝している」
例年であれば50トンほど収穫できますが、ことしは気温が高く、夜も暑さが続いたことや雨が少なかった影響で、収穫量は1割から2割ほど減る見通しだということです。
いまは令和の米騒動とも言われ、コメ不足や価格高騰が続いています。コメの販売などを行う東北むらせによりますと、この「瑞穂黄金」も去年の同じ時期よりは価格が上がる見込みだということです。
猪俣徳一商店 猪俣泰司取締役「価格は少し上がるような予想だが、一番感じているのは今までが安すぎた。ある程度の値段で継続してもらえれば助かるなと思う。いま備蓄米が出ているが新米のうまさというのをもう一度実感していただきたいと思う」
瑞穂黄金の収穫は今週いっぱい行われ、9月上旬から中旬ごろ県内のスーパーで販売が始まる予定だということです。
20日、小泉農林水産大臣は「随意契約」による政府備蓄米について、8月末までとしていた販売期限を延長することを明らかにしています。