動画の内容は、主にダンス。見る者すべてがつい笑顔になるような“踊るアナウンサー”のキャラクターが、今、若者を中心に支持を得ているようだ。

なぜ彼はここまで支持されるのか? その秘密を紐解くため、まだ25歳と若い彼の人生をUTYテレビ山梨の上司と対談した中から丁寧に振り返ってみる。

夢中になった“夢の国” ──すべてはディズニーから始まった


彼の人生を語るうえで欠かせないのが沖縄。
リゾート地として知られる沖縄本島の中部、恩納村で幼少期を過ごした。周囲には高級リゾートホテル、ゴルフ場や観光施設が点在し、まさに“南国の楽園”。

安福少年もリゾートホテルのロビーフロアーに潜り込んで遊んでいた記憶があるとも…、
誰もが「さぞ活発な、自然児として育ったのだろう」と想像するかもしれない。

だが現実は…。

UTY 安福太郎アナウンサー:
「海で遊んだり、虫捕りをすることには全く興味がなかったんです」


彼の“遊び場”はもっぱら室内。彼の心を奪っていたのは──インターネットだった。

当時、小学生の彼がハマっていたのは「東京ディズニーリゾート」の映像だった。オフィシャルなプロモーション動画や個人がアップしたリポート動画、考察動画など、手当たり次第に視聴。

沖縄の部屋で、少年は東京ディズニーリゾートという“夢と魔法の王国”に心を奪われていく。

「こんな夢のような場所が日本にあるなんて……」