加齢により身体機能が衰える『フレイル』の予防に「eスポーツ」はいかがでしょうか?
新潟県三条市の下田公民館でこの日、開かれたのはeスポーツの体験会です。
ゲームが得意な高校生4人のサポートを受けながら、高齢者8人が「ぷよぷよeスポーツ」というゲームに挑戦しました。

同じ色の塊を4つ以上くっつけて消していくゲームで、子どもからお年寄りまで楽しむことができます。参加者も徐々にコツを掴んでいきました。

年齢を重ね、家にこもってしまうとフレイルにつながる恐れがあることから、外出のためのきっかけづくりとして三条市が開催しました。
若い人とコミュニケーションをとってもらうことも、一つの目的です。

【三条市 高齢介護課 佐藤育男課長】
「フレイルを予防するには、社会的なつながりを持ち続けることが一番大事。若い人たちと交流することでフレイル予防につながるかと」
参加した高齢者は…
【三条市在住 70代男性】
「(カセットを)フーって息かけてガッチャン。あの時代だったので、両手を自由に使ってのゲームなんてのはこんな機会でもないと、きょうはいい勉強になった」
【三条市在住 70代女性】
―高校生とお話しされていましたが?
「何十年ぶり。だからいいものだなと思って。また機会があったら来たいですけど」
【指導した高校生】
「1人はその場で『ぷよぷよ』をダウンロードしたり、家でやってみたいという方がすごく多くて、やる意味があったなと」

三条市は今後、若者とシニアが一緒に参加できるeスポーツの大会の開催などを目指すということです。