お仕事体験で百貨店を「普段から行きたい場所」に
出水キャスター:
「パパ、ママ、あそこに行きたい」
このセリフに勝る口説き文句はないと思います。これを言われたら、親としては「連れて行きたいな」という気分になると思います。

実は百貨店もそういった取り組みをしていて、阪急阪神百貨店(大阪市)では、仕事体験やモノづくり体験ができる「HANKYU こどもカレッジ」を開催しました。(今年は開催終了)
例えば、▼放送室で「開店放送録音」ができたり、▼食品売場で「こども店長」ができたり、▼趣味雑貨売場で「ロケットづくり」ができたりと、様々な体験ができます。

そもそも百貨店は、子ども向けの場所がないので「行きにくい場所」でしたが、お仕事体験などを通じて、「子どもが楽しむ、普段から行きたい場所」にしたいという狙いもあったそうです。
東京大学 准教授 斎藤幸平さん:
子どもが主体性を持って、経験をしたり、モノを作ったりという方が、おもちゃで引き寄せるというやり方よりもいいですし、そういう意味では、よりエシカルな感じに企業も変わってきているんだなと思いました。
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〈プロフィール〉
斎藤幸平さん
東京大学 准教授
専門は経済思想・社会思想
著書『人新世の「資本論」』50万部突破