きょうも全国的に厳しい暑さとなり、埼玉県熊谷市では38℃を記録しました。気象庁は先ほど、来月以降も気温が下がらず、秋の深まりが遅れるとの見通しを示しました。

記者
「熊谷駅前です。朝から強い日差しが照りつけていて、気温もどんどん上がっています」

きょうも東北から九州にかけて各地で猛暑日となり、埼玉県熊谷市などで38℃台、前橋市や甲府市などでも37℃を超える気温を観測しました。

「ここ(前橋市)41℃ぐらいになったことあるから割と大丈夫なんですけど、もう70過ぎてるんで、やっぱりね、こたえますね、体が」
「なんかムシムシするっていうよりかは、肌が直接攻撃されている暑さ」

気象庁などは、全国24の都府県に「熱中症警戒アラート」を発表。東京都心でも気温は35℃まで上がり、都内では午後3時までの間に男女あわせて33人が熱中症の疑いで救急搬送されました。

危険な暑さが続く中、埼玉県内の動物園では、動物たちにも暑さ対策が行われています。

記者
「連日の暑さでポニーたちも水をかけてもらっています。気持ちよさそうです」

埼玉県狭山市にある智光山公園こども動物園。乗馬体験ができる名物の“ポニー”に飼育員が水をかけ、涼をとらせています。

子どもたちに人気の“テンジクネズミ”には、そばに凍らせたペットボトルを置くなど、様々な方法で暑さ対策を施していました。

この厳しい残暑はいつまで続くのでしょうか。

気象庁 異常気象情報センター 及川義教 所長
「夏のピークを過ぎて、だんだん秋の気温が下がっていく時期になりますが、高温傾向が予測されているということで、暑さが長引く見通しとなっております」

気象庁は先ほど、9月から11月の3か月予報を発表。来月以降も気温が下がらず、厳しい残暑が続き、秋の深まりが遅くなるとの見通しを示しました。

特に9月と10月は、全国で平年より気温が高くなると予想していて、「暦の上では秋となっても、十分な熱中症対策をお願いしたい」と呼びかけています。