福岡県久留米市で家畜伝染病の豚熱に感染した疑いがある野生のイノシシの死骸が見つかり県庁で対策本部会議が開かれました。服部知事は、「発生の予防に万全を期す必要がある」と述べました。

福岡県は19日午前、8月12日に久留米市の道路で死んでいた野生のイノシシがその後の検査で豚熱に感染している疑いがあると発表しました。
国が精密検査を実施していて、豚熱の陽性と確定すれば福岡県では44年ぶりの発生になるということです。
対策本部会議では、県内の養豚場で必要があれば追加のワクチン接種を行うなどの方針が確認されました。

福岡県 服部誠太郎知事
「今後、養豚農場での発生の予防というものは万全を期す必要があります」
農林水産省によりますと豚熱は豚やイノシシの伝染病で強い伝染力と高い致死率が特徴ですが、人には感染しないということです。

国の精密検査の結果は19日午後8時ごろに判明する予定です。