大分の特産、露地かぼすの旬入りが宣言され、全国に向けて本格的な出荷がスタートしました。
大分市公設地方卸売市場 では19日朝、露地かぼすの出荷式が行われ、生産者らが旬入りを宣言しました。

このあと、勢のいい掛け声とともにセリが始まり、最も高いものは2キロ入り1箱で1600円の値を付けました。平均価格は1キロあたり559円と例年並みで取引されました。
今年は梅雨明けが早く小ぶりになることが心配されていましたが、8月に入ってからのまとまった雨で順調に仕上がっているということです。生産量は去年を上回る5700トンが見込まれています。

(JAおおいたカボス部会・飛賀洋一会長)「今年は、花つきが良くて立派なカボスが出来ました。数滴かけるだけで食材の味をグッと引き立ててくれますので、是非ともご利用頂きたい」
県産かぼすは主な出荷先の九州・関東地方に加え、近年はすだち文化が根付く関西方面でも消費拡大へ力を入れているということです。