東日本大震災経て復活 マーチングバンド「Seeds+」

小学生から高校生までを中心としたマーチングバンド「Seeds+」は、能登でのコンサートに向けて地元で練習を重ねてきました。もともとは福島県南相馬市の小学校の部活動の一つだったマーチングバンド。転機は、2011年3月の東日本大震災。


楽器は津波に流され、練習場所だった体育館は教室代わりとなりました。公園での練習から再び歩み始めた子どもたち。存続は絶望的と思われましたが、子どもたちの強い希望で、震災から3か月後に再結成することに。

国内外から楽器や衣装など多くの支援もありました。「Seeds+」という名前は自分たちの音楽で「復興への種を撒きたい」という子どもたちの思いが込められた名前です。全国に元気を届けるため年に一度、被災地でコンサートを開いてきました。

Seeds+ 鈴木真日瑠さん
「目標は能登のみなさんに笑顔を届けて温かい関係をつくることです」
Seeds+ 鈴木愛央さん
「能登の皆さんに一番伝えたいのは私たちの元気です」
Seeds+ 唯野葉月さん
「演奏を聴いて楽しんでもらえるように笑顔で演奏したいと思います」