コンサート当日 福島の子どもたちと住民が一つに

空が青く澄み渡った今月13日。コンサートを盛り上げるため県内外から多くのボランティアが集まりました。大人も子どもも手書きのメッセージを準備。

復興の種を能登に蒔きに来た「Seeds+」のメンバーは福島の今を伝えます

Seeds+のメンバー
「大きな災害が起こりましたが、地域の繋がりや沢山の方々の支援に支えられて福島は確実に復興しています。帰還困難区域では放射線量が高い地域もありますが、それ以外の場所の除染作業はほぼ終了し普段の生活がおくれるようになっています」

♪RPG/SEKAI NO OWARI

福島と珠洲の子どもたちが奏でるハーモニー。「怖くても大丈夫僕らはもう一人じゃない」この曲の歌詞です。


Seeds+ 鈴木愛央さん
「音楽の力は言葉にしなくてもつながり合えるところにあると思う」
Seeds+ 鈴木真日瑠さん
「私たちが音楽で伝えられることは限りがあると思うが、感じてほしい」
Seeds+ 唯野葉月さん
「見に来てくれた人たちが笑顔で私たちの音楽を聴いてくれている所を見てこっちも元気が伝わってきてうれしかった」


住民は…
「元気も出るし、よく頑張っておいでるなと思いました。本当に遠い所きてくださってとてもうれしく思います」「最高、澄んだ音で上手でしたね。珠洲もこんなふうにね皆さんに返していけたら」「若い力・音楽の力ですごい元気と力をもらいました。あんなに大変な被災の経験をしているのにこんなに元気で過ごしておいでて私たちも見習わなきゃと思うくらい力をいただきました」
飯田高校 谷内口心春さん
「すごい楽しい経験ができたので音楽大好きな人たちが集まってコンサートできるのはいい経験でした」
飯田高校 森下結菜さん
「辛い事や悲しいことがあっても前を向いてやりたいことや頑張りたいことを頑張っていれば、人生180度変わって楽しくなるしSeeds+の人たちみたいに輝いているような人生を送ることができるから、この先も頑張りたいなっていう勇気をもらいました」

「音楽の力」が「復興への種」に。福島の子どもたちの思いが奥能登に響いた夏の一日でした。