観光業界“書き入れ時”も…直面する深刻な人手不足

お盆休みの日本人客に加え、外国人も増加。観光業界にとっては「書き入れ時」ですが、深刻な人手不足に直面している一つが、宿泊業です。

宿泊客の7割が外国人だという東京・築地の「ホテルビスタ」では、人手がかからないよう、朝食ビュッフェの調理から提供まで、全てを外部に委託することにしました。

そして、接客スタッフとして頼るのは外国人です。

ホテルビスタ東京[築地] バストラ・サルソティさん
ーー出身はどちらですか?
「ネパールです」

ーー日本語と英語、どちらを使うことが多い?
「英語のほうがもちろん多いです」

ホテルビスタ東京[築地]森田浩司 支配人
「外国人スタッフがいないと今や成り立たない。私どものサービス業、人が足りない。ここ3年間は、ホテルの運営と並行して、ずっと人材確保のことを考えています。必死ですよ」

今では、17人の従業員のうち、9人が外国人。

ホテルビスタ東京[築地]森田支配人
「英語があらかじめ、あれだけ堪能だったら『即戦力だな』と。もっと新しい上質なサービスが提供できる」

各地で日本に溶け込む、外国人の姿。お盆の光景も変わりつつあります。