「ホッとした」と話す一方で…
両親は当初から「相手は同級生で、学校内で起きていること。いじめ重大事態として扱って欲しい」と学校へ働きかけたが「生徒間のトラブルではなく、男女間のトラブル」と、学校ではなく警察が主体的に調査すべきではないかと回答していた。第三者委員会は、これを「いじめに対する認識の欠如が原因」だと断じた。

3年にわたり、学校に第三者委員会の設置を求めてきた母親は「これまでの学校や第三者委員会の対応から認定はしないつもりだろうと思っていたので、ホッとした」と話す一方、調査を尽くしているとはいえないとして、報告書の内容には到底納得できないと不満を口にした。
「明らかに事実や評価に誤りがある」として第三者委員会へ訂正を求める考えだ。
