15日の終戦の日に合わせ、盛岡市では平和運動を行っている団体が赤紙と呼ばれた召集令状を複製したチラシを配り平和の尊さを訴えました。

これは岩手県母親大会連絡会が8月15日の終戦の日と太平洋戦争が開戦した12月8日の年に2回、毎年行っているものです。
15日は15人が盛岡市の路上で当時軍隊への召集を命じていた赤紙のチラシを配布しました。

(チラシを受け取った人)
「知ってたけど、言われないと思い出せないくらいでした。今が平和だから考えたことがなかった、平和について」

参加者は2024年日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したことに触れ、日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める署名も呼び掛けていました。

(県母親大会連絡会 鈴木まき子会長)
「戦争のない日本、戦争のない世界を子どもたちに残したい」

団体は8月、盛岡市など県内10の市や町で計3200枚の赤紙を配布し平和の尊さを訴えます。