日本の敗戦から今日で80年です。

戦争体験の継承が課題となる中、戦没者追悼式が熊本市で開かれました。

熊本県出身の戦没者は、5万9468人です。追悼式の会場に集まった遺族など約600人が黙とうを捧げました。

そして、遺族を代表して中国で父親を亡くした横田輝雄さんが追悼の言葉を述べました。

横田輝雄さん

遺族代表 横田輝雄さん(85)「私たち遺族の悲しみは深く、心が折れそうになる時もありましたが、互いに助け合い、励まし合いながら懸命に生き抜いてきました」

横田さんは、平和の尊さの継承が使命だと誓いました。

その後、戦時中に東京の硫黄島で病死した建部克三さんの玄孫(やしゃご)、本田夢翔さんが平和への願いを言葉にしました。

戦没者の玄孫 本田夢翔さん(11)「戦争で犠牲になった方々のためにも命の尊さを重んじ、お互いに尊敬し合い、労わり合って生きていく世の中であり続けたいと強く思っています」