熊本県天草市では、被災した人たちを助けようと、災害ボランティアが活動を始めています。
今日(14日)午後3時時点で127戸が床上浸水、593戸が床下浸水の被害を受けた天草市は今朝、災害ボランティアセンターを設置しました。
市ではおとといからボランティアを必要とする家の聞き取りなどを進めていて、今日は3人のボランティアが参加しました。

天草市本渡で最高気温が35℃となる中、床上浸水した栖本町では、ボランティアたちが家の敷地に流れ込んだ土砂の搬出や泥出し作業を行いました。
帰省で熊本市から祖母の家を訪れた男性は…。
孫・濱﨑一寿さん「ここの高さですかね。(水の高さが)腰ぐらいまで来ていますね」

この家では裏の川から水が流れ込んだということです。
祖母・濱﨑チカ子さん(89)「玄関を見たら靴がプカプカと浮いていて。お盆と(水害が)一緒になって大変」
水に浸かった畳の取り外しや泥の撤去作業は重労働で、一寿さんの手伝いだけでは進みません。

孫・一寿さん「(ボランティアが来てくれて)大変助かっています。こんなにすぐ早く来てもらえるとは思っていなくて」
ボランティアセンターは明日(15日)以降も旧・本渡南幼稚園に開設していて、ボランティアは土日を含む午前中に受け付けています。
一方、熊本市でも明日、災害ボランティアセンターを開設します。
<天草市ボランティアセンター>
▼集合場所
旧・本渡南幼稚園(天草市川原町4の7)
▼受け付け時間 午前9時~正午
▼連絡先(080・6446・6544)
▼条件
ボランティア保険(1人500円)への申し込み
<熊本市ボランティアセンター>
「くまもとアプリ」で申し込み、活動日時を決定
▼集合場所 花園まちづくりセンター(熊本市西区花園5丁目8の3)
▼条件
高校生以上(未成年は保護者の同意が必要)であることと、ボランティア保険(1人500円)への申し込み