記録的な大雨に襲われた熊本県では、8日ぶりに「猛暑日」が予想されるなか、断水した地域で給水作業が続いています。

熊本県内では今日(13日)午前9時の時点で気温が30℃を超える地点もある中、美里町では、8地区670戸で断水が続いています。

町は昨日から町内4か所に給水所を設置していて、今日も朝から水を求める住民が集まりました。

美里町の町民「飲み水もないので、ここに頼るしかない。不便です、トイレが」

町は、昨夜から貯水タンクへの送水を再開し、今日中の復旧を目指しています。

今回の大雨で、熊本県内では2人の死亡が確認され、2人の安否が分からず、捜索が続いています。

熊本市北区では昨日、安否不明の男性の車とナンバーが一致する軽乗用車が川で見つかり、今日も捜索が続いていますが、男性の発見には至っていません。

一方、熊本市南区の捜索現場では、今日午前に高齢の男性とみられる遺体が見つかりました。

警察は、安否が分かっていなかった男性の可能性もあるとみて、身元の特定を進めることにしています。