防衛省は12日、陸上自衛隊の輸送機「オスプレイ」について、新設された佐賀駐屯地に17機すべての配備が完了したと発表しました。

陸上自衛隊のオスプレイは、これまで千葉県の木更津駐屯地に17機が暫定配備されていました。

7月9日、1機目が佐賀駐屯地に到着。
順次移されてきましたが、12日に最後の1機が佐賀駐屯地に着陸したということです。

防衛省は「我が国を取り巻く安全保障環境は、近年、一層厳しさを増しており、南西地域を含む島嶼防衛能力の強化は、我が国の防衛にとって喫緊の課題です。今般のオスプレイの佐賀駐屯地への配備は、相浦駐屯地等、近傍に所在する水陸機動団の部隊と一体的に運用できる体制を構築することにより、南西地域を含む島嶼防衛能力の強化を実現し、我が国の抑止力・対処力を高める上で、極めて大きな意義を持つものであり、災害救援や急患輸送の観点からも有益です。防衛省としては、南西地域を含む島嶼防衛能力の強化について、引き続き、しっかりと取り組んでまいります」としています。