今年は終戦から80年です。
MRTテレビ「Check!」では、シリーズ「戦後80年つなぐ宮崎の記憶」をお届けします。

1回目は、2歳の時に戦争で父親を亡くした84歳の男性です。
潜水艦とともに海に沈んだ父親の姿を追い続けた男性が伝えたい言葉とは。

写真を送ったけど、届いただろうかと、トラック島に送ったけど

宮崎市に住む横山俊昭さん、84歳。
2歳の時、父親の肇さんを戦争で亡くしました。

「父ですね。父親の記憶は全くないですね」

4人兄妹の末っ子の横山さん。父親の姿は写真でしか知りません。

この写真は、当時、母親が父親へと送ったものです。

(横山俊昭さん)
「写真を送ったけど、届いただろうかと、トラック島に送ったけどということで、しょっちゅう(母が)言っていたんですね。多分、父は見てなかったと思うんですよね」

ほとんど残っていない父親の記憶。
それでも、横山さんは遺族会などから史料を集め、父の足跡をたどりました。