日本維新の会は参院選の結果を受け、吉村代表と藤田共同代表の新体制のもと、新たな執行部人事を発表しました。

日本維新の会 吉村洋文 代表
「挙党体制です。挙党一致して我々の政策公約を実現する集団としてぶつかっていく、これが重要だと思います」

日本維新の会の吉村代表は12日、記者会見を行い、新執行部である党三役として、▼幹事長に中司宏衆院議員、▼政調会長に斎藤アレックス衆院議員、▼総務会長に高木佳保里参院議員を起用すると発表しました。

また、国会対策委員長には与党との人脈が太い、遠藤敬衆院議員を再登板させる方針で、衆参ともに少数与党となった自公政権との距離感が今後の焦点です。

吉村代表は「現時点で石破政権と連立は考えていない」としましたが、公約を実現することを重視するとして「他党とも協力できるところがあれば連携する」との考えを示しました。

先月行われた参院選で、維新は目標議席を上回る7議席を確保したものの、比例代表の得票数は3年前の参院選と比べ大きく減らし、前原共同代表らが辞任しました。

先の通常国会では党内の意見対立があらわになる場面があり、今後、新執行部のもと、挙党体制での立て直しが課題となります。