「事実を知っとかなきゃいけない」独自に調べる86歳男性
上越市の小川未明文学館で開かれている『平和展』では、直江津空襲に関する資料が数点展示されています。
その一つが、爆弾の破片です。
爆発地点周辺の松の幹に突き刺さっていたものだそうです。

当時の様子を現した絵には、爆弾が落ちて黒煙が上がる中、防空壕に逃げ込む住民の様子が描かれています。文芸誌にはこの直江津空襲に関して『正確に記された著作物がほとんどない』と記載されていました。
この直江津空襲の悲劇を後世に伝えようと、空襲について独自に調べてきた男性がいます。上越市黒井の田辺松蔵さん(86)。

5歳の時に空襲を目撃し、18年前から直江津空襲について調査を続けてきました。
田辺松蔵さん(86)
「本当のことを、事実をね。知っとかなきゃいけないなという思いもありましてね」
