自民党の大阪府連は8月9日に総務会を開き、青山繁晴参院議員(73)の府連会長辞任を正式に了承しました。
青山氏は、あくまで一国会議員としての見解としたうえで、8日に行われた自民党の両院議員総会で、総裁選の前倒し=臨時総裁選の実施を検討していくことが決まった点について、「評価する」と述べました。
27年ぶりの議席獲得ゼロ「参院選の大敗の責任は、すべて私にある」
7月の参院選で39議席の獲得にとどまり、非改選議席と合わせても与党で過半数割れする敗北を喫した自民党。
大阪選挙区でも、公認候補が落選。1998年の参院選以来、27年ぶりに大阪選挙区で議席獲得を逃しました。
自民党の青山繁晴参院議員(73)は、責任を取って大阪府連会長を辞任する意向をすでに表明していましたが、9日の府連総務会で了承されました。去年12月の就任から、約7か月での辞任となりました。
青山繁晴参院議員(9日午後 総務会後の記者会見)
「さきほどの総務会によって、私の辞表が受理されて、私は前会長となりました。辞任の理由は、参院選の大敗の責任が、すべて私にあるからです」
松川るい参院議員か島田智明衆院議員が代表代行に
府連によりますと、次期府連会長は、11月か12月に実施する見込みの府連大会で選出するということで、それまでは島田智明衆院議員(55)か松川るい参院議員(54)のいずれかが代表代行を務める形を採るということです。
現在の規約では、府連会長は国会議員が務めることになっていますが、地方議員が会長に就くことも可能にするか否かも、次回の府連大会までに検討するということです。
両院議員総会で“臨時総裁選の検討”が決定 青山氏「評価します」

青山氏はまた、8日に開かれた自民党の両院議員総会で、「臨時総裁選」を実施する=総裁選を前倒しするか否かについて、党の総裁選挙管理委員会が今後、国会議員や都道府県連の代表に諮ることが決定された点について、次のように述べました。
青山繁晴参院議員(9日午後)
「今回のように、衆参両院の選挙で負けているのに、『いや、やめません』と言う総理はいままでいらっしゃらなかったから、想定外なんです。正直言うと。私は『モラルに反するから、お辞めください』と申し上げていた。想定外のことが起きた時に、ちゃんと党則にのっとって、こういう解決の方法があるというのは、私は、立法府に属する国会議員の仕事としては、評価します。これは石破総理が辞任すべき、辞任すべきでないということと関係なく」
青山氏は参院選後、一貫して、石破総理の速やかな退陣を求めています。