等身大像にも変化が…
また、ふじ子は去年、岡崎城西高校の美術部員たちによって、巨大な等身大の像も作られていました。
動物園に献花に訪れた竹内杏里さんは当時、美術部の部長でした。

(ふじ子の像を制作した竹内杏里さん)
「みんなで集まって、お花を持ってこようということできょうこの場に来た」
高校ではいま、去年作ったその等身大のふじ子の像が分解されています。リアルさにこだわってつくった像は、皮膚に膠(にかわ)をしみこませた段ボールを、何層も重ね300キロもあったことから、いろいろなところで展示できるよう軽量化と組み立て式に作り替えようとしています。

卒業後も時間を作っては集まって制作に打ち込む竹内さんら元美術部員たちの思いはひとつ。“ふじ子への恩返し”です。
(竹内さん)
「何も恩返しっていうか感謝を伝えられてなかった状態でのお別れとなってしまったので、今回自分たちでこれを作り上げて、しっかり作りあげて、ふじ子にも届くような作品にしたいですね」

40年以上にわたり岡崎市のアイドルとして愛されてきたふじ子。これからも多くの人たちの記憶と心に残り続けます。