宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地に、ステルス戦闘機F35Bが自衛隊として初めて配備されました。
配備にあわせて、7日は、垂直着陸の飛行実演も行われました。

(玉岡克希記者)
「ついに、新田原基地にF35Bが降り立ちます。激しい騒音とともに、圧倒的な存在感を放っています」

自衛隊として初めての導入となったステルス戦闘機F35B。
7日午後1時半過ぎ、グアムから新田原基地に3機が到着しました。F35Bをめぐって問題視されているのが騒音の問題です。

(渕 雅顕 記者)
「F35Bが飛来した際の騒音レベルを測ってみると、112.6デシベルでした」

配備にあわせて、7日は、アメリカ軍・海兵隊のパイロットによる飛行実演が行われ、このうち、F35Bの最大の特徴である垂直着陸では、高度およそ100メートルから2分ほどかけて着陸しました。

防衛省は、当初、垂直着陸訓練を緊急時を除き行わないと説明してきましたが、今年2月、夜間も含めて常時実施すると方針転換。

地元からは反発の声があがっていて、九州防衛局は、関係自治体に負担軽減策を示すまで、飛行実演をのぞいて、訓練を行わないと説明しています。

航空自衛隊は将来的にF35Bをおよそ40機取得する計画で、新田原基地には、当初、昨年度中に6機配備される予定でしたが、ソフトウェアの不具合などで遅れていました。

さらに、7日は4機配備予定でしたが、点検に時間がかかったため、実際の配備は3機となったということです。

7日に来なかった1機が新田原基地に到着する時期は未定ということです。