地震によるけがなどの被害を防ぐため、大分県内の防災士や自治体職員らを対象に家具の固定について学ぶ講習会が別府市で開かれました。
この講習会は、家具を固定する重要性を広めようと県が初めて開催し、防災士や自治体の職員らおよそ40人が参加しました。

講師を務めたのは、県防災活動支援センターの防災士3人です。9年前の熊本地震で最も多かったけがの要因が「家具の下敷きになりこと」だったことなどが紹介されました。このあと、参加者はセンサーを使って壁の中にある間柱を探し、家具を頑丈に固定する方法を実際に体験しました。
(参加者)「家具の固定を1回やってみないとわかりづらいところがあるもんだなと思った」「自分の家に気軽にビスを打つのはなかなか簡単にできる行為ではないけど、命を守るために必要なことなのであれば最低限のことはやった方がいいのかな」
県は8月25日から県内のホームセンターなどで、家具の固定器具をはじめとする防災グッズフェアを開催する予定です。