東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域となった福島県浪江町津島地区の住民が、国と東京電力を訴えている裁判で、原告側が裁判所に和解を申し入れていることを明らかにしました。
この裁判は、浪江町津島地区の住民が国と東電に対し、ふるさとを除染し、原状回復をすることなどを求めているもので、現在、二審の仙台高裁で、審理が続いています。
6日、裁判の後に行われた集会で、原告側の代理人が、仙台高裁に対し、和解を申し入れていることを明らかにしました。原告側は、和解の内容に、一審判決で退けられた原状回復を盛り込むよう求めていますが、これまで、国と東電は、協議の場に出席していないということです。

津島訴訟の次の裁判は、9月19日で、専門家による証人尋問を予定しています。
