連日続く猛暑。高温に強い県産米「富富富」は栽培面積も用途も拡大します。

富山市婦中町上下条にある県産米の「富富富」のほ場では、一部の稲が早くも穂を実らせていました。
JAあおばによりますと「富富富」は早ければ9月初旬にも収穫を迎える見込みだということです。

5日、富山市内で「富富富」の生産や消費拡大に向けた戦略会議が開かれました。
コシヒカリより高温に強いとされる「富富富」。
県などは猛暑が続く中、「富富富」は2028年度までに栽培面積1万ヘクタールを目指し生産の拡大を進めるとしています。
また、生産者の門戸を開げたいとして、来年産からは加工用米や備蓄米としての栽培も容認する方針も示しました。
富富富戦略推進会議 延野源正 委員長
「今後この高温傾向というのが弱まるということはそう考えられないのではないか。そうすると高温耐性品種へのシフトがより重要になってくる」