2025年4月に行われた全国学力テストの結果が、5日に公表されました。
宮城県は、小学校、中学校ともに全国平均を上回る教科はありませんでした。

全国学力テストは、2025年4月、小学6年生と中学3年生を対象に「国語」「算数・数学」「理科」の3教科で行われました。

その結果、仙台市を含む県内の正答率は、全国平均と比べ小学校の国語がマイナス2ポイント、算数がマイナス3ポイント、理科が全国平均と同じでした。

また、中学校の国語が全国平均と同じ、数学がマイナス2ポイント、理科が全国平均と同じでした。

学力テストと合わせて行われた調査では、児童・生徒の8割がパソコンなどを高い頻度で活用しているものの、得られた情報を整理しているのは7割を下回りました。

県義務教育課 本田史郎課長:
「学習時間がある程度確保できなければ成果は難しい。スマートフォンとかタブレットを遊びの方で使ってしまう時間が宮城は多い」

県教委は、ITを活用した教育で成果をあげている自治体と情報共有を図るなど学力向上に向けた取り組みを進めています。

全国学力テストについては、文部科学省が、結果の公表方法を変更したことを受け
、県では今回、全国での順位は出していません。