厳しい暑さが続く中、大分県竹田市にある白水の滝は、豊富な水が流れ落ち、あたりにはマイナスイオンがあふれています。この自然豊かな風景の中で味わうそうめんやかき氷の味は格別で、連日多くの人が涼を求めて訪れています。

竹田市荻町にある白水の滝は、高さ38メートル。一級河川、大野川の上流に位置し、岩壁の割れ目から幾筋もの水が美しく流れ落ちます。水量が多く、岩肌が白く見えることから「白水の滝」と名付けられたとされています。

白水の滝

(観光客)「ミストが飛んできて、風も感じられるので涼しいです。光に照らされた滝がきれいでした」

かつてこの地を治めた岡藩藩主・中川公や多くの文化人も、その美しさをたたえた名瀑の雄大な景色は、今も訪れる人々の心を癒します。

滝から歩いて15分ほどの場所にある食事処、「陽目の里 名水茶屋」では、ひんやりグルメが味わえます。

この時期の一番人気はおよそ10度と冷たい湧水を使った「流しそうめん」です。のど越しの良さと抜群のコシが評判のそうめんは、流れる麺をすくう楽しさもあって、子どもから大人まで人気のメニューです。

(利用客)「楽しかったし、おいしかったです」「おいしいのは、水の力かなと思いました」「口の中がひんやりして、夏の暑い空気が吹っ飛んでおいしかったです」

また、湧水を使ったかき氷もこの季節の人気メニューです。時間をかけて作った氷を薄く削ることで、ふんわりとした食感が楽しめます。

(陽目の里 名水茶屋・木下和美さん)「一番のごちそうは滝です。滝を見た後は茶屋によっていただいて、そうめんを食べたり、かき氷を楽しんだりしていただければうれしい」

マイナスイオンがあふれる奥豊後の滝と湧水グルメ。猛暑が続くこの夏は涼を求める人でにぎわいをみせそうです。