自衛隊・制服組の新しいトップに内倉統合幕僚長が就任しました。また、陸上自衛隊、航空自衛隊でも新しいトップが就任し、初めて記者会見に臨みました。

内倉浩昭 統合幕僚長
「隙のない情報収集、警戒監視、対領空侵犯措置を実施している旨を堅持することなどを通じまして、力による一方的な現状変更やその試みを抑止する我が国の意思と能力を示していく考えであります」

自衛隊の制服組トップに就任した内倉浩昭統合幕僚長は、きょうの会見でこのように述べ、威圧的な行動を繰り返す中国の動向を注視する考えを示し、「任務を遂行するにあたり、目の前で起きていることから逃げず正面から取り組んでいく」と話しました。

森田雄博 航空幕僚長
「私自身、隊員の先頭に立ち、基本を踏まえた上で挑戦を続け、全力で誠実に責務の完遂へ邁進する所存であります」

また、空自トップに就任した森田雄博航空幕僚長は「航空自衛隊の更なる発展に全力を尽くす」と意気込みを語りました。

荒井正芳 陸上幕僚長
「隊員1人1人が基本・基礎の重要性を認識し、これを確実に行わせるよう隊員の意識改革に努めてまいる所存です」

陸自トップに新たに就任した荒井正芳陸上幕僚長は、陸上自衛隊の訓練等で隊員の死亡事案が相次いでいることについてこのように述べ、再発防止に取り組む考えを強調しました。