議席を守った“保守王国”福井でも総理退陣を要望

福井選挙区では今回、自民現職が議席を守ったが、先週、県議団が総理退陣を求める要望書を県連に提出した。

福井県議・自民党 清水智信 氏(44)
「正直言って今回選挙勝てたのも、70代以上の人たちが与党を応援してくれたが、正直僕ら40代から以下は、野党選択したということがあるので、このままずっと何も変わらず進んでしまったら、もちろん国民も離れていくし、今回自民党に入れてくれた人も、多分、離れていってしまう」

2024年の衆院選、福井では1000万円を超えるパーティー券収入の不記載があった、いわゆる“裏金議員”の高木毅氏が無所属で出馬するも落選した。

県連で副会長を務める松本孝雄氏は、今回の自民党大敗についても…

自民党福井県連副会長 松本孝雄 氏
「(参院選で)自民党が負けたのは裏金やわ」

――やっぱり裏金ですか
「問題出ている。どこ行っても、その裏金問題」

その裏金問題で処分を受けた旧安倍派の元幹部らが、石破総理の退陣を求める声を次々と上げていることに党内からは…

自民党幹部
「石破総理も辞め際がなっていない。ただ、石破おろしをしている連中は、もっとみっともない」

参院選の直前に物価高対策として、自民党が急遽公約に掲げたのが、1人2万円の現金給付。子どもや非課税世帯の大人には、2万円追加するとした。

石破総理(7月3日)
「生活が苦しい。 そういう方々に早く給付金を届けたい。決してバラマキでも何でもありません」

立憲民主党は1人2万円の給付と、食料品の消費税を一時的にゼロにするなど、野党の多くは減税を主張した。

少数与党になったことから、「給付」か「減税」か、とりまとめには時間を要するとみられている。