陸上自衛隊湯布院駐屯地の司令に、横田紀子陸将補が着任しました。湯布院駐屯地では初の女性司令で、「開かれた駐屯地を目指したい」と抱負を語りました。
湯布院駐屯地初の女性司令として着任した横田紀子陸将補(50)は、佐賀県出身で防衛大学校を卒業後に入隊。陸上自衛隊史上初の女性将官となり、これまで岩手駐屯地の司令や、陸上幕僚監部の広報室長などを歴任してきました。

1日は着任会見が開かれ、横田司令は「地域の方々への理解が大切で、開かれた駐屯地を目指したい」と語りました。
湯布院駐屯地では、今年3月に第2特科団の地対艦ミサイル連隊が発足。横田司令は第2特科団の団長も兼ねています。


第2特科団は隊員2000人規模で、九州・沖縄で長距離ミサイルを運用する5つの部隊が所属しています。
長距離ミサイルの配備が検討されていますが、時期や場所はまだ明らかになっていません。
陸上自衛隊湯布院駐屯地 横田紀子司令:
「今年度から配備するとは聞いていますが、具体的な配備先は引き続き検討中であり、まだ決まっていないと認識しています」